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体験談と評価

2022年度

所属・肩書は2023年7月現在

自己理解とキャリア形成へ繋がるインターンシップ

矢作 大河さん【実習先:イオン株式会社】

埼玉大学 工学部

情報工学科3年

私はインターンシップを通して、将来の働くイメージを想像し、キャリア形成に活かすためにイオン株式会社様のプログラムに参加しました。

実習では、300社以上のグループ企業を有する企業ならではの経営方針・戦略、サステナビリティ活動、DX推進活動について学び、また、社員の方との座談会を通して、実際に働くということへの考えを深めることができました。

実習の課題として、ある店舗における売上データをもとに新たな経営戦略を提案することにグループで取り組みました。ワークでは「他者と協調しながら成果物を作りあげる」という経験を積むことができ、チーム活動で要求される協働力、コミュニケーション力、リーダーシップなどが学べました。一方で、会話から要点を掴み、文章にまとめる力が不足していることに気づくことができました。さらに同じチームだった他大学の参加者の取り組みから、データ分析の知識の必要性にも気づくことができました。

実習後の担当社員の方からのフィードバックでは、自分では気づけていなかった様々な点から評価やアドバイスをいただくことができ、現在は長所を伸ばしながら、必要となる様々なスキルを身につけるために能動的に活動しています。

この度のインターンシップ参加にあたりご支援くださった皆様に心より感謝申し上げます。

大学とは異なる時間配分と役割分担の学び

新見 凪砂さん【実習先:第一生命保険株式会社】

昭和女子大学 グローバルビジネス学部

会計ファイナンス学科3年

私は大学での学びを通して生命保険業界に関心を持ち、働いている方々からお話を聞いて仕事への理解を深めたいと考え、第一生命保険様の実習に参加しました。

初めて参加したインターンシップということもあり、苦労の連続でしたが、担当社員の方から評価と助言をいただき、将来の進路選択の課題を明確にすることができました。

実習は日本各地の大学から合わせて11人の参加者と一緒に課題へ取り組みました。一番苦労したのは、グループワークの時間配分と役割分担を意識することです。ワークにおける資料作成の締め切りが厳しく設定されていて、情報収集の効率化を心掛けるなど、これまでの自分のやり方を見直す良い機会となりました。

また、多様な参加者との共同作業を経験し、一人一人の認識の違いをしっかり把握しつつ、聞き手の存在の重要性に気づくことができ、役割分担の際にはアイスブレイクなどを通じて相互理解を補うことの必要性も実感しました。

実習後に参加した経済同友会インターンシップ推進協会主催の合同事後研修会では、振り返りの重要性、個人としての価値を高める方法、柔軟な思考を身に着けることの大切さを知ることがき、未来に向けた設計図を鮮明に描くことができました。

充実したプログラムをご提供していただいた皆様に心より感謝申し上げます。

学部2年次に社会に飛び込む意義と得た学び

中村 燎人さん【実習先:株式会社キッツ】

工学院大学 工学部

機械工学科3年

私は株式会社キッツ様のインターンシップに参加し、既存バルブ製品の改良を軸にした業務体験や施設見学等を行いました。大学での専門科目の応用を学び、社会で働く実感を大学2年のうちに得て技術職への適性を知ろうと考えたため、参加を決めました。

期間中には多くの事を学びました。まず、大学での学びと実務の差異を知りました。両者は地続きであるものの実務で必要とされる知識はより細かく、企業で活躍するには両者を関連付けての理解が必要です。そのほかにも、社会人として必要な行動を知ることができました。特に、常に知識の更新に対応するためメモを取って復習することや伝達事項を確実に伝えるコミュニケーションは業務に欠かせません。得た学びから、私は理解できなかった箇所を積極的に質問してその内容をメモし、それをもとに担当の方との打ち合わせをしました。これらは実社会では非常に重要なスキルだと思います。

キッツ様での経験はかけがえのないものです。受け入れてくださったキッツ様や関係者の皆様に心より感謝申し上げます。得た学びを活かし還元できるよう、日々精進します。

一人ひとりの成長速度や意欲の向上に繋がるよう次世代育成を支援

長島 裕子様

双日株式会社

人事部人材開発課 キャリアコンサルタント

早期に学生の就業観形成を促し、キャリア形成の支援、国内の経済発展の一助としての社会貢献活動を行うことを目的とし2022年度より参画しています。

インターンシップ期間中は常に学生と若手社員との一体感がありました。ディスカッションも盛んで、お互いに学びあい、社会に出ることに若干の不安があるなかでも次世代を担う自負を感じる場面もあり、前向きな姿勢に頼もしさを感じました。

経済同友会インターンシップに参加することで、幅広いビジネスを体験できるとともに、全国から集まる同世代の仲間と交流し、仕事に対する価値観や人生観など世代や地域を超えて話し合う機会となります。

子供の頃から変遷してきた将来の夢を明確にしていく大切な時期に、視野を広げキャリアに対する考えを整理する糸口となり、将来への希望を持ち続けて頂ければ幸いです。

「企業、自己、キャリア」3つの問いが生む企業と学生の成長の場

小林 果鈴様

住友林業株式会社

人事部スミリンビジネスカレッジ

弊社では6日間のインターンシップを通じて、参加学生の皆さまへ「企業とは?」「自分とは?」「キャリアとは?」という3つの問いを探求し、「働く」ということへの総合的理解の深化を目的としたプログラムを実施しました。企業理解については、400年以上にわたる住友の歴史や事業精神を踏まえ、経営理念と事業内容、提供価値を理解いただくことと、企業経営における課題を踏まえた新規事業提案ワークを実施。また、期間中は徹底した相互リフレクションによる自身の強み、弱み、キャリア軸の自覚を促し、インターンシップ生同士が対話を通じて互いに成長し、これからのキャリア形成について考える場の創出を目指しました。

大学も出身地もまったく異なるバックグラウンドを持つインターンシップ生が集まり、世代も価値観も異なる社員との対話を重ねることにより、学生の皆さまのみならず企業と学生たちに関わる全ての社員にとっての成長機会が共創されたと感じています。

挑戦を通して切り開く一人ひとりの未来に向けて

平尾 毅様

京都橘大学

共通教育推進室 室長

本学のキャリア教育では、自身や周囲の環境の未来を構想する未来構想力と、自らの境界を超える越境力の育成を全学的な柱として、不確実な社会の中で自律的なキャリアを構築できる人材の輩出を目指しています。

経済同友会インターンシップに参加した学生の声を聞くと、多様な価値観や専門性をもつ人たちが仕事を通じて課題解決していくプロセスにかかわり、自らの学びや人生を熟考するきっかけになっています。AIやe-learningの普及に伴って、目的・時間・場所を共有した集合知による知識創造がますます重要になる中、貴会のインターンシップは次代を担う若者のキャリア開発・形成支援にとって大変意義のあるものだと確信しています。

異なる文化や価値観を共有できるチャレンジングなインターンシップの機会をいただけることに関係各所の皆さまには、大変感謝しています。さらなる連携強化をさせていただき、不確実な社会を自ら切り開く力を身につける非常に貴重な機会に、より多くの学生が挑戦できるよう、大学として後押ししていきたいと考えています。